夏のダメージの蓄積と乾燥が重なるこの時期。
なんとなく化粧ののりが悪いと感じたり、顔色が気になる事はありませんか?
その原因は「肌くすみ」。
くすみがあると体調が悪そうに見えたり、老けて見えたりマイナスイメージ。
くすみの種類と原因について皮膚科医の先生にお話を伺いました。
なんとなく化粧ののりが悪いと感じたり、顔色が気になる事はありませんか?
その原因は「肌くすみ」。
くすみがあると体調が悪そうに見えたり、老けて見えたりマイナスイメージ。
くすみの種類と原因について皮膚科医の先生にお話を伺いました。
秋冬の肌悩みで意外に多い「くすみ」
1位 乾燥
2位 くすみ
3位 シミ
4位 しわ
データ:ラ ロッシュ ポゼ トーンアップユーザーアンケート(n=302)
秋冬の肌悩み1位は「乾燥」、2位には「くすみ」、3位に「シミ」、4位に「しわ」となっています。
「くすみ」や「シミ」「しわ」は、夏の紫外線の影響と季節の変化に伴う乾燥によって引きおこされるため、秋冬に気になる人が増加します。
なぜ秋冬に「くすみ」が気になるのですか?
① 夏のダメージの蓄積
夏の間、紫外線を浴びた肌にはメラニンが蓄積されます。増えすぎたメラニンが排出されないと、肌に沈着しくすみとなります。メラニンの量が少なくても、夏にうけた様々なダメージによって疲れた肌は、代謝が乱れ、くすみの原因になります。
② 乾燥
秋冬になって乾燥が進むこともくすみの原因です。
肌が乾燥していると代謝が乱れ、角質となった古い皮膚がうまくはがれず顔の表面にのこりやすくなります。ツヤのない皮膚が表面にある事で肌がくすんで見えるのです。
③ 血行不良
体の冷えや運動不足、ストレスなどによって血行不良がおきることでも肌はくすみます。
気温の低下が気になる秋冬、気づかないうちに血行不良がおこり肌のターンオーバーを乱します。その結果、肌の赤みが失われ、顔全体が暗く見えることがあります。
敏感肌は、肌の「くすみ」が加速しやすい
肌トラブルを起こしやすい人は、皮膚で微量の炎症性サイトカイン(様々な炎症症状を引き起こす原因因子)が慢性的に出ている状態です。それが負担になり、年齢が若くても皮膚老化(シミ・しわ・くすみ)の症状が出やすく、毎日のケアがより重要になります。
肌くすみの対策は?
まずは、なによりも「保湿」を行い、「肌のバリア機能を整える」事。 保湿を十分に行い、角質層に水分を保った状態にする事で、乾燥を防ぐと共に、外部の刺激から皮膚を守る働きをしてくれます。
また、秋冬であっても「紫外線対策」をしっかり行うことも大切です。
紫外線は、季節や天気に関わらず1年中地上に届いているため、通年の紫外線対策が必要です。
最後に、適度な運動で全身の血行をよくすることや、バランスのとれたビタミン豊富な食事で、食生活を整えることも大切です。
肌のくすみは下地でかくせる!
肌のくすみが気になるときは、ベースメイクにひと工夫し、上手にカバーしましょう。
保湿力が高く、カラーコントロールできるものを利用することで、くすみをカバーすることができます。
トレンドのトーンアップする下地で肌をワントーンアップし、透明感のあるツヤ肌に仕上げましょう。
監修:経堂皮膚科・泌尿器科
院長 澤田 美月先生
大学病院の医局長・准講師を経て2017年9月に開業。「皮膚のかかりつけ医」として丁寧な診療を心がけている。
日本皮膚科学会皮膚科専門医。日本香粧品学会評議員。
東京女子医大東医療センター皮膚科非常勤講師。