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赤ちゃんの肌ケア-おむつかぶれ-

赤ちゃんの肌の特徴

赤ちゃんの肌は、大人と違ってとても敏感。その特徴は、皮膚が薄く、角質層のバリア機能が大人と比べて弱いという点にあります。

特徴1:

赤ちゃんの皮膚の薄さは大人の半分!
赤ちゃんの体、歯、爪などが大人に比べてまだまだ小さくこれから成長していくように、赤ちゃんの皮膚もこれから成長していく段階。その皮膚の厚さは、実に大人の半分ほどだと言われています。まだまだ薄い赤ちゃんの肌は、大人に比べ、極めて刺激に弱いのです。

特徴2:

角質層のバリア機能が弱く水分が出やすい
敏感肌にお悩みのみなさんは角質層のバリア機能についてはすでにご存知でしょうか?
皮膚の表面にある角質や皮脂膜は、肌の水分を保持し、外部の刺激から肌を守るバリア機能の役割を果たしてくれます。このバリア機能が低下すると、水分が蒸発して乾燥したり、外部の刺激が侵入することで炎症が起こってしまうのです。
バリア機能も、大人に比べ赤ちゃんはまだまだ成長段階。バリア機能が弱いために、水分が逃げやすく、刺激物質の影響を受けやすい状態にあるのです。

角質層のバリア機能が弱く水分が出やすい
角質層のバリア機能が弱く水分が出やすい
おむつかぶれになってしまったら

こまめにおむつを取り替えて、排泄物が肌にのこらないようにやさしく拭き取ってあげるのがまずは鉄則。それでもおむつかぶれが起こってしまった場合、どんなケアをすれば良いのでしょうか。

● ぬるま湯で流してタオルで押さえる様に拭く

かぶれが起こってしまった場合、こすることは絶対にNG。おむつ替えの時には、ぬるめのシャワーなどで汚れた部分を流して、タオルで軽くポンポンとおさえるように、こすらず水分を拭き取りましょう。その後、またむれてしまうことのないよう、十分乾かす、もしくは、ガーゼで水滴を押さえ、拭いてからおむつをはかせてあげるのもポイント。

● 炎症がひどい時には

患部が広く真っ赤になってしまった時は、自己判断でいろいろと塗る前にお近くの皮膚科の医師に相談しましょう。その時の皮膚状態に最適な塗り薬を選択して処方されるので、悪化する前に早めに受診しましょう。

自宅でお薬を塗るときのポイント

薬の効果を上げるためのポイントがあります。
例えば、スポンジ⇒『皮膚』とし、洗剤⇒『塗り薬』とします。スーパーから買ってきた乾いたスポンジに水をつけずに洗剤を付け、お茶碗を洗ったらどうなるでしょうか?泡立たずにうまく洗えませんよね。次にスポンジに水を含ませてから洗剤を付けると、いかがでしょうか?少量の洗剤でもしっかり泡立ちきれいにお茶碗が洗えます。
スポンジの例と同様に、皮膚の内側の水分が不足したままの状態で塗り薬を使用しても、のびが悪いため使用量も多く、ベタベタし、かつ効き目も悪くなります。
まずは皮膚の内側に表面から水分を補い、その後、塗り薬を使用するステップが良いと考えられます。

敏感な肌をもつ赤ちゃんには、保水、保湿の際、副作用はもちろん刺激のないものを使用することが大変重要です。外用前に皮膚に浸透しやすく、赤ちゃんでも使用できる保湿水製品の使用がおすすめです。

 
自宅でお薬を塗るときのポイント

いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんは大人のように症状を言葉で伝えることができない分、ケアをするお母さん、お父さん方もたくさん不安なことがあるかと思います。かぶれ等ができてしまった場合もあわてず、上記のポイントを参考にしながらケアをして、心配なことがあればひとりで悩まず、先輩ママやパパ、身近な医師などに相談してみてください。
profile たけだ皮膚科スキンケアクリニック
院長 武田 修 先生
 
     たけだ皮膚科スキンケアクリニック 院長 武田 修 先生
武田 修 先生
     皮膚科医の役目として、ただ診断名だけをお伝えし薬局のように薬を処方するだけではなく、病気の原因や背景・治療方針・生活指導に至るまでわかりやすく患者さまにご説明し、ご納得頂いた上で治療を行うこと、また患者さまの立場に立った医療を、責任を持って一貫して実践することをモットーに、今日まで診療を行ってまいりました。少しでも患者さまのQOL(暮らしの質)をあげることがいちばんの目標です。そのためには、薬剤のみの力ではなく、誤ったスキンケアを修正し、健やかな肌に導く日頃の手入れが不可欠と考えます。赤ちゃんからご年配の方までが安心して推奨できるスキンケア用品として、ラロッシュポゼを信用しております。

たけだ皮膚科スキンケアクリニック Webサイト
http://www.takeda-skincare.com/
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