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若々しい肌を保つケア方法-レチノールとは?-

■ レチノールとは?

レチノールは、ビタミンAの一種です。ビタミンAは肌に強く作用するビタミンとして以前から知られており、その仲間のレチノイン酸はにきびの外用薬などにも配合されてきました。近年の研究により、レチノールは肌の細胞体に働きかけ、シワやシミへ改善効果があることが明らかになってきました。加齢による自然老化だけでなく紫外線によるシワ・たるみなどの光老化、どちらにも有用な成分です。
レチノールとは?

■ レチノールの肌への効果

肌表面の表皮では細胞のターンオーバーを促進し、皮膚のゴワつき・きめをケア、小ジワをなめらかにします。ターンオーバーが促進されることで、くすみや色むらがケアされるうれしい効果も。
また肌のうるおいを保つヒアルロン酸の合成も促進され、加齢により薄くなりがちな表皮を厚くし、みずみずしくふっくらとした肌に。
また、ベッドのスプリングのような役割をして肌を支え、肌弾力を保つ真皮コラーゲンやエラスチンの生成も促進させる働きもあります。しょんぼりした肌、深いシワが刻み込まれた肌にハリや弾力を与え、若々しい印象に導いてくれます。
一方、レチノールは光や酸化の影響を受けやすい不安定な成分で、これまで化粧品に配合することが難しかったのですが、近年は製剤技術や外気に触れにくいパッケージ開発などにより安定性のあるレチノール配合化粧品も市場に出てきました。
レチノールの肌への効果

■ レチノール配合化粧品を使用した正しいケア

レチノイン酸など皮膚科で処方される、より高い効果と同時に刺激性の強いものに比べ、レチノールは安全性が高く、赤みやヒリヒリ感などを起こしにくい、ご自宅でのケアに適した成分です。
レチノール配合化粧品をご使用になる場合、以下のポイントに注意し、若々しい肌を保つケアを続けましょう。
step1
これまでレチノール配合製品を使ったことがない場合、初めのうちは一日置きに使うなど、少しずつ肌をレチノールに慣らすのがおすすめです。使い初めは軽いピリピリとした刺激を感じることもありますが、徐々に肌が慣れていきます。
step2
乾燥を防ぐため、レチノール配合製品を使用したあとにクリームなどの保湿剤を使用しましょう。
step3
レチノールは紫外線の影響を受けやすく、また酸化しやすいため、日中は必ず日やけ止めを使用しましょう。
(注意)赤み、腫れ等の異常が肌にあらわれた場合は使用をストップし、医師に相談しましょう。
profile オラクル美容皮膚科
高橋 栄里 先生
    
オラクル美容皮膚科 高橋 栄里 先生
 高橋 栄里 先生
    
1999年藤田保健衛生大学卒業後、都内および神奈川の大学病院にて外科系を中心として形成外科、皮膚科、麻酔科、救命救急医療などを習得。 その後、大学病院および関連病院にて一般皮膚科・美容皮膚科外来を担当し、都内美容クリニックの院長就任経験をもつなど、数多くの症例をこなした。 2010年麻布ビューティクリニック勤務。2016年2月~オラクル美容皮膚科 院長。

オラクル美容皮膚科 Webサイト
https://www.oracleclinic.jp/clinic/#doctor
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