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日焼け止め効果の持続時間と
塗り直すタイミングは?【動画解説付き】

日焼け止め効果の持続時間と 塗り直すタイミングは?【動画解説付き】

日焼け止めをしっかり塗ったのに、いつのまにか落ちていて「うっかり日焼け」をしてしまう人も多いのでは?今回は、日焼け止めが落ちずに効果を持続できる時間について詳しく解説。長時間日焼け止めを塗り直さなかったときの「実証画像」も併せてご紹介します。

SPFとPAは効果時間の目安になる?

日焼け止めを選ぶときの目安になる、SPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection Grade of UVA)。値が大きければ大きいほど高い効果が望めます。効果時間も比例して長くなるイメージがあるかもしれませんが、それがうっかり日焼けへの落とし穴!まずはその理由を解説します。

UVAをカットするPA

PAはしみをはじめ、しわやたるみを引き起こすUVAを防ぐ目安を表しています。「+」の数が多いほど高い効果が望め、PA+からPA++++までの4段階があります。しかし、効果の持続時間が長くなるわけではありません。

UVBをカットするSPF

SPFは、炎症やしみ・そばかすの原因となるUVBを防ぐ数値を表しています。日焼け止めを塗っていない状態と比べて「紫外線による肌ダメージが現れる時間をどのくらい伸ばせるか」を示しています。数値が大きいほど、UVBによる炎症を防ぐことができる時間が長いことを表しています。

しかし高SPFの日焼け止めでも、時間が経つにつれ落ちてきます。さらに汗や皮脂、こすれなどによって日焼け止めが落ちたところが、ムラ状に日焼けする心配も…。

ラロッシュポゼが行った実証実験を確認してみましょう。

【実証】日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直しがベスト

ラロッシュポゼ調べのアンケートによると、普段から日焼け止めを塗り直す習慣がある人は、わずか5%ほど。ほとんどの人が日焼け止めの塗り直しをしていないことがわかります。

では実際に、日焼け止めはどのくらいの時間で落ちてしまうのでしょうか。

【実証】日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直しがベスト

日焼け止めを塗った直後の肌(左)と、塗ってから5時間経過した肌(右)を比較した写真です。白くなっている部分が日焼け止めの落ちている箇所。頬や鼻の上下など、高い位置の日焼け止めが落ちていることがわかりますね。

繰り返しお伝えしますが、高SPF・高PAの日焼け止めでも、時間が経つと汗や皮脂、擦れによって部分的に落ちてきます。日焼けによる肌ムラを防ぐためには、日焼け止めは2~3時間に1回塗り直すことをおすすめします。
実証実験については、詳しくは動画でご覧ください。

日焼け止めの「重ね塗り」で安心

立体的な頬とTゾーンは日焼けしやすく、皮脂で落ちやすい部位なので、重ね塗りをするのがおすすめです。重ね塗りの使用量は、パール粒1個分ほど。最初につけた日焼け止めを、きちんと均一になじませてから重ね塗りしましょう。

具体的な量や塗り方は、以下の動画で詳しく紹介しています。

日焼け止めの効果時間を持続させるには

日焼け止めの効果時間を持続させるには

日焼け止めは2~3時間おきの塗り直しが大切ですが、できるだけ長く効果を持続させたいですよね。日焼け止めを落ちにくくするポイントをご紹介します。

汚れを落として肌を清潔に

朝起きて日焼け止めを塗る前に、洗顔料で汗や皮脂汚れを落としましょう。スッキリと清潔な肌は、日焼け止めのなじみがよくなります。

しっかり保湿

肌が乾燥した状態で日焼け止めを塗ると、潤いを補うために皮脂が出てしまうことがあります。日焼け止めが皮脂で崩れやすくなるため、化粧水と美容液、乳液などでしっかり保湿してから塗りましょう。

また日焼け止めはムラなく塗ることも大切です。正しい塗り方について、以下の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

<記事内リンク>

日焼け止めは「適量」が大事!効果的な塗り方のポイントと注意点

日焼け止めの上手な塗り直し方2選

日焼け止めの上手な塗り直し方2選

日焼け止めを塗る前の「清潔」「保湿」と合わせて、こまめな塗り直しをすれば、より効果的な紫外線対策ができます。そこで、外出先やメイクをしているときなどにも取り入れやすい、2パターンの塗り直し方をご紹介します。

手軽に塗り直すならスプレータイプ

スプレータイプの日焼け止めなら、メイクの上からもシュシュッと手早く塗り直しができます。皮脂やメイク汚れを軽くティッシュオフしてから、まんべんなくスプレーするだけ。外出先でも使いやすいでしょう。

クレンジングウォーターでよりキレイに

汗や皮脂でメイクがひどく崩れてしまったときは、メイクをオフしてから日焼け止めを塗り直すのがおすすめです。

日中のメイクオフには、クレンジングと化粧水が1本になった「クレンジングウォーター」があると便利。メイクオフから日焼け止めの塗り直しは、以下の手順で行います。

  • 1. クレンジングウォーターをコットンに含ませ、メイクをふきとる
  • 2. 日焼け止め、または日焼け止め効果のある化粧下地を塗る
  • 3. ファンデーションを重ねる

一度崩れたメイクを落とせば、日焼け止めもファンデもムラづきになりにくく、美しく仕上がります。

日焼け止め効果が続く時間は有限!こまめに塗り直そう

汗を拭いたり無意識に顔を触ったりと、日常生活を自然に送っているだけで日焼け止めは落ちてきます。高機能な日焼け止めを使っていても油断せず、なるべく2~3時間おきの塗り直しを習慣づけたいですね。

ラ ロッシュ ポゼ アンバサダー
皮膚科医 友利新先生

現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・TVなどで展開中。
美と健康に関する著書も多数。

友利新先生

ラ ロッシュ ポゼ アンバサダー
皮膚科医 友利新先生

現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・TVなどで展開中。
美と健康に関する著書も多数。

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